人を傷つけないことば選び
学校や友人関係において、些細な言葉遣いが大きなトラブルになってしまうこと、ありますよね。大人でもそのようなことが起こるのですから、まだまだ社会性が発達途中である子どもの中ではそのようなことは日々行われています。
では、人を傷つける言葉を少なくするためにはどのように大人が接したらよいのか考えていきましょう。
①傷つける言葉を知る
言葉というのはたくさんあります。その中でも、特に子どもがよく使ってしまう、相手を傷つける言葉を知ってもらいます。紙に書き出しても良いかもしれません。「死ね」「バカ」等の、明らかに悪意のある言葉は子どもたちもしっかり理解しているはずですが、「どっかいけ」「黙ってろ」等の、感情が高ぶることで出てくる言葉にも注意が必要です。
②気持ちよくさせる言葉を知る それでは、次は反対に相手が不快に感じることがない、気持ちの良い言葉をピックアップしてみましょう。「ふわふわ言葉」などと表現すると子どももわかりやすいと思います。日常でよく聞くのは「ありがとう」「ごめんね」「頑張っているね」等の、ポジティブな言葉たちです。
③ロールプレイを行う
ロールプレイとは、実際に演じてみることです。まずは、傷つける言葉を使って会話をしてみましょう。そのあと、気持ちよくさせる「ふわふわ言葉」を使った会話を行います。 どちらのほうが会話をしていて気持ちよいか、良い気分になるかを体験するのが重要になります。
④ふわふわ言葉で自分の気持ちを表現する練習をする
例えば、遊びに入れてほしいときに「入ってもいいでしょ!?」と強くいうのではなく、「楽しそうだね、僕も一緒に遊びたいな」「とっても上手だね、仲間に入れて」としてみるとより自然な人間関係の構築に繋がります。というのも、相手を尊重する気持ちが表現されることで『良好な人間関係』を築きたいという気持ちが相手に伝わるのです。
長くなりましたが、このような関わり方の練習を少しずつ初めて見るのはどうでしょうか?
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